《MUMEI》 クーとエアーのその後3手術を繰り返したクー 寿命を縮め続けたクー そんな、クーは アルゴンより キセノンより ネオンより エアー、より 早く、死んでしまった。 これが アルゴンとネオンが、クーに対して『一つだけ許せない』と思った事だった。 ネオンは、泣いた。 「先に死ぬなんて、ヒデーぞ、クー!」 空に向かい、男言葉で絶叫した。 アルゴンも、泣いた。 「死ぬなら俺が先だろーが、バカヤロー!」 地面を叩きながら、絶叫した。 そんな中、エアーは エアーは、クーの体から クーの遺体から、離れなかった。 「ずっと、一緒…」 周囲は、一晩だけ、エアーと 呼吸をしなくなったクーを、二人だけにした。 落ち込むネオンとアルゴン アルゴンを慰めるキセノンが それが どういう事か 気付いて、慌てて駆け付けた時は 既に、朝になっており …遅かった。 前へ |次へ |
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