《MUMEI》

しずか「…言うことを聞いてくれたら、アナタの大好きな林檎をお腹いっぱい食べさせてあげるんだけどなぁ…。(笑)」



しぶるリュークに、私は労働の対価を用意することを持ち掛けたの…。



出来杉さんは、少し離れた場所で、心配気に私とリュークのやりとりを伺っていたわ。



リューク「………………。」



リュークは暫く考えこんだ後――…



リューク「―――…フッ……(笑)


…仕方ないなぁ、分かったよ。


――…じゃあ約束だ。


…お前の言うことを聞くかわりに、オレの好物を腹一杯食わせるんだぞ。」



リュークは子供のように口のまわりを舌舐めずりしていた…。



私は傘の下で笑いながら、コクりと頷いたのよ――…。

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