《MUMEI》 長い長い一日15はい、回想終わり 実は午後も月末あるっていう 風紀委員会主催、交流会についてちょっと揉めたけど それは、…後日また関わる事だし 生徒会と生徒会補佐もサポートしなきゃいけないらしいから つーか 「いい加減、諦めて …負けを認めてくれませんか? 先輩」 「だ、れ、…が!」 小柄な財前先輩はスピードはそれなりだが スタミナが、無いから、既に息が上がってきていた それに、一度も攻撃が当たってないし 「終わらせたかったら、一度、くらい、…攻撃して、みな、さい」 「いや、それは」 確かにまだ一回も攻撃してねーけど 加減、うまく出来るかわかんねーし 「私が、女だから、…て、手加減、無用、です、わよっ!」 うーん、確かに迷ってるのは、財前先輩が可愛いからなんだけど 「先輩は、俺が、男だから女の先輩に手加減してるって、思うんですか?」 「実際、そうで、…しょう」 「それは違う」 ガシッ 懐に飛び込み、財前先輩の柔道着の襟を掴む いつでも、投げれる体勢だ 「っ…」 財前先輩が、息を呑むのがわかった 前へ |次へ |
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