《MUMEI》
長い長い一日25
「渚さん、ありがとうございました。すみませんでした」

「本当にな」


即答!?


しかも、総長殺気出てるし!


そこまで悪い事したか!?俺


「無自覚たらしが」


えぇ!?


「それ、神澤にも言われたけど」

「食堂での様子を知らないアイツがそう言うとは…

お前、学園でもたらしなんだな」

「な!」


グーッ!


「「…」」


何でこのタイミングで鳴るんだ俺の腹は!


確かに、財前先輩とやり合って、体力もそれなりに消耗してるけどさ!


「とりあえず、とっとと飯食え。

お前が食わないと

他も、片付けられない」

「あ、う…」


他?


「早くしろ。犯されたいのか」

「なっ」


耳元で、小声とはいえ


何て事言うんだ!


この人も下ネタ好きなのかよ!


「俺は変態じゃない。鬼畜だ」

「堂々と言うな!」


食堂に向かう二人きりのエレベーターの中


鬼畜発言をする渚さんに


俺は叫び続けた


おかげで


食堂に着いた時点で、更にフラフラになってた


HP…


残り、1


だったと思う

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