《MUMEI》
長い長い一日・おまけ
雷門 雪視点


風呂から出ると、ミツからの電話で、携帯が震える


いつも通り、恐い位タイミングバッチリだよな


これは、俺がこの学園に来てから、毎日続いていた


っていっても、まだ一週間だけど


ピッ


「もしもし」

『遅い。いつも1コールで出ろって言ってるだろ』

「悪い悪い」


ミツは、細かいなぁー


『今日は何かあったか』

「誠に会った」

『…何?』


ミツの声が低くなる


「今日初めて会った。説明面倒だから、知りたかったらミツに連絡するよう言ったけど?」


その様子だと


『来てないぞ』

「だろうな」


ミツは少しすねたように言った


なんだかんだで、俺とミツは


誠を


キングとクイーンの子供を気に入っているから


連絡が無くて


寂しいんだろうな


「いろいろ忙しそうだったし、疲れてたみたいだぞ」


とりあえず、フォローしてみた


『もう誰かを落としてたり?』

「少なくとも、二人は落ちてたな」


おそらく誠は無自覚だろうが


誠がお姫様抱っこで連れてきた女の子も


誠の側にいた男も


誠に、惹かれていたようだった


特に、男の方が

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