《MUMEI》

私達は5人で暫く、のび太さんの死を悼む立ち話を交していたけど――…



その話を早く終わらせろと急かすように、冷たい秋雨は降り続けていた。



ジャイアン「じゃあ、また学校でな…。」



スネオ「バイバイ。」



武さん兄妹とスネオさんは、手を振ってその場を後にした。



しずか「またね…。」



出来杉「じゃあ…。」



私と出来杉さんも、彼らに手を振って見送る…。




私と出来杉さんは、雨靄にかすれゆく三つの傘を見つめていたの。



そして三人に話し声が届かないくらい、後ろ姿が遠ざかった頃――…



出来杉「彼らはどうするんだい…?」



…私の腹心が先に口を開いた――…。

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