《MUMEI》
三年と一年で朝食
美味しい朝食のおかげで、少し、機嫌は直ったが


相変わらず、眠い


「大丈夫か、誠?」

「虎之介先輩…」

「…っ…可愛い…」

「は?」

「あ、いや何でも無いぞ!そんなに眠そうで、授業大丈夫か?」

「んー、頑張る」

「が、ががががが頑張れよ!!」

「ありがとー」


優しいなー、虎之介先輩


…何故か、顔真っ赤だけど


「はいはい」

「鈴木」

「行くよ」


三つ子先輩が、虎之介先輩を引っ張っていった


面白い喋り方だな


「あまりノーマルを誘惑するなよ」

「は?」

「まぁ、無自覚には何を言っても無駄か」

「はぁ? どういう意味ですか?」


俺の質問に答える事なく


三年No.1の先輩は、先に行った四人を追いかけて行った


「そろそろ俺達も行くぞ」

「あ、うん」


修治の言葉に


俺は慌てて立ち上がった


今日から部活も本格的に始まり


朝練があるから、聖と相羽先輩はかなり早く登校したらしい


変態は朝は食堂に来ないし


双子先輩と榊原先輩はまた生徒会寮に泊まったから


食堂にいたのは三年生五人と


俺と、修治


そして…

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