《MUMEI》
授業開始
そうして、始まった授業は、さすがに有名進学校の


しかも、一番優秀なSクラスらしく


レベルの高い物だった


こりゃ、しっかり受けないと、下手したら、苦手科目は置いてかれるな


真面目に


かなり必死にノートをとる俺


ちなみに


今日使う教科書・ノート・筆記用具は全て、既に机の中に入っていた


明日からの授業で使う教科書類も


頼めば、用務員や事務員が、入れ替えて


寮の自室まで郵送してくれるらしい


この辺が、金持ち学園っぽいよな


甘やかし過ぎだろ、誠治さん


ちなみに、明日からの教科書類入れ替えと郵送サービスは、有料サービスなので


俺ははっきりきっぱり断った


誠治さんが出すって言ったけど


そこまでする必要ねーから

そうして午前中の授業が終わった


の、だが


隣の神澤は


今、起きたところだった


授業中、神澤はずっと寝ていて


休み時間だけ、起きて、俺に絡んできた


何故か、教師は神澤が寝てても注意しなかった


…恐いからか?

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