《MUMEI》

秋雨の下――…二つ並んだ傘の陰で交わされる会話…。



しずか「出来杉さん、まずは、あなたにやって貰いたい仕事があるの…。」



出来杉「!……なんだい?」



出来杉さんは嫌な予感にギクリと身震いしていたわ。



しずか「ウフッ……そんなに構えなくてもいいのよ…。


…出来杉さんに打って付けの役処よ…(笑)


…私に代わって、アナタにキラを演じて欲しいの…。」



出来杉「僕が?……キラに…?」



しずか「そうよ…。


…リュークのお給料は、林檎で支払わなきゃいけないの…。


…大量の林檎を用意するには、まずお金が必要だわ。


…そのために、私達の言うことを何でもきく金絃が必要なのよ…。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫