《MUMEI》

出したそれは大量の手榴弾
その全てのピンを外すと無造作に床へと撒いて散らす
「……大丈夫。唯じゃ死なない。後始末は、ちゃんと付けて逝くから」
だから出来るだけ遠くに逃げていて欲しい
手榴弾の爆発を視界の隅に捕え
そして吹き付けてくる熱風に煽られながら
本城はシャオの身を案じつつ、その場へと力なく座り込んでしまっていた……

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