《MUMEI》
遺族の疑念と死神の眼差し
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――…葬儀の日の夜…。



――…野比家…。




のび太と玉子は、小さな壷に収まっていた。



ドラえもんの残骸も、丁重に木箱に納められていた。



この家の廊下には、先ほどから長電話を続ける中年の男性がいる。



そして居間には、その電話の内容に聞き耳をたてる、黄色い猫型ロボットの姿があった。




そして――…



リューク「しかし長い電話だなぁ…。」



リュークは古びた家屋の天井から、コウモリのように逆さ吊りになりながら、この家の住人達を見下ろしていた――…。

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