《MUMEI》
着替え2
「あ、外部生君」

「えー!? 外部生君!?」

「…コンニチハ」


何だろう、この


小動物軍団と


フローラル空間は


中学の、女子更衣室のノリに似てるなー


『誠に見られると思うと、照れるー』


なーんて、ふざけてた子も、いたっけ


「何か、照れちゃうー」


…同じリアクションだ


「俺も、照れちゃう」


ヘラッと笑ってみた


キャー!


お、同じリアクションだ…!


ちょっと、声は低いけど


「すごい人気だねー、高橋君」

「相楽」


お前も、違う意味ですごい人気だな


相楽を見つめる小動物軍団の目は、尊敬の眼差しだった


「相変わらず、素敵」

「どんな手入れしたら、あんな肌になるのかな?」

「会長とお似合いだよね」


ヒソヒソ、そんな囁きが聞こえたと思ったら


「相楽君、頑張って下さいね!女になんか負けないで下さい!」


一人がそう叫んだ


「あぁ、…うん」


相楽が控え目に、微笑み、頷いた


可愛いな、おい!


周りもそんな相楽の可愛さにメロメロの様子だった

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