《MUMEI》
体力測定4
「Sクラスは、さすがだよなー、勉強も運動もレベル高いし」


Aクラスの生徒が言うように、Sクラスの生徒は


皐月も含めて


全員、Aクラスより数値が高かった


そういえば、あの難しい授業にも


かなり、苦戦はしてたみたいだけど


皐月も、聖もついてきていた


そう考えると、皐月って、平凡じゃないんじゃないか?


ただ


周りがいつも濃すぎるだけで


「皐月はもっと自信を持った方がいいぞ」

「な、何!? 急に」

「いや、ふと思ったから、言っておこうと思って。

笑顔可愛いし

難しい授業ついていけるし

体力も、あるし」

「きゃー!、や、やめてぇ、僕には和彦という彼氏がいるのにぃ!」

「へ!?」


何でそこで、悲鳴?


「誠…」

「高橋君」

「な、何だよ」


ただほめただけじゃん


「誠、たらし」

「違う!」


またそれか!!


「おーい、身体測定始まるってさー」

「あぁ、…って、あっちのが、たらしだろ?」


俺達を呼ぶ聖の周りには女子の集団が


ハーレムが、出来ていた


「あんなの、今だけだよ」


やっぱり、毒舌だな、相楽

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