《MUMEI》 「あーもう何だよ!?」 苛立って振り返ると、 我先にと俺に群がり寄る看護婦さん達。 その中で先程のミニスカ看護婦が言った。 「サインくれない?」 ゆったりとした足取りでこちらに近付いて来る。 第3ボタンまで外して腕組みをし、 やたら胸を強調している。 正直、目のやり場に困った。 そんな俺に気付いたのか、 ミニスカ看護婦は俺と数センチ程まで近付く。 そして上目遣い。 「駄目?」 幾ら大人の魅力を武器にしたってなぁ……。 「…あのなぁ。」 飽きれた溜め息と共に前髪をかき上げた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |