《MUMEI》
身体測定3
<一年S組高橋誠君。至急、校長室まで来て下さい。繰り返します…>


来たか


学園内の、大きな施設には、監視カメラがついている


普段は、非常時と、イベント以外作動しないが


今回は、身体測定で


よくわかんねーけど


過ちがあるといけないからという理由で


カメラが作動していた


カメラの様子は


理事長


校長


各学年主任は、無条件で観る事が出来るらしい


まぁ


黒崎先生は、観ようと思えば、いつでも観れるだろーな


そんなわけで


タイミングバッチリに、俺に呼び出しがかかった


さすがに毎回これをやれば怪しまれるけど


正体を隠しての身体測定は、今回だけだし


これは、ある意味最終手段だからな


その証拠に


あの、神澤でさえも


心配しながらも、俺についてこようとはしなかった


そんなわけで


俺は一人で校長室に向かった


先に終わった三年と二年は


男女の交流を深める為に、教室に残っていたから


廊下には、誰もいなかった


そして


無事に、楓校長がいる校長室の前にたどり着いた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫