《MUMEI》

激ヤバい電話だぜ♪激ヤバい電話だぜ♪激ヤバい電話だぜ♪激ヤバい電話だぜ♪………


俺の携帯の着信音が鳴った。


突然のことに動揺したミニスカ看護婦を押し戻し、
少し離れて携帯を開く。


誰だ。


俺の窮地を救ってくれた、救世主は……。


ディスプレイに表示されていたのは……。


『豪田』


ピッ


「お前神!

マジ神!」


「……蓮翔?

とうとう頭イカれたか?」


豪田の訝しげな声にもつい、
懐かしいと思ってしまう。


「いやお前ホント神たよ。

助かったー!!」


そう言いながら、
ジリジリと看護婦たちから後退して行く。


「分かったから!

俺、神でいいから!

そろそろ用件言うぞ。」

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