《MUMEI》 女美羽が仕事場のやつを待たせていると、 急いで準備をはじめる。 むかつく。 ジーパンでいんだよ、そんなしょーもない奴。 シャワーをかるく浴びて、 ゆるいウェーブがかったかみを下ろす。 いつかったのか新しいワンピースがでてきた。 嬉しそうに見せに来る。 「蓮さん、みてください!かわいくないですか? 昨日買ったんです! 次蓮さんとどこかいくときにと思ってたんですが、 服が今日ないので、きちゃいます♪ 見てもらえてよかった!」 俺と? じゃあおれのために着ろよ!!! なんかしらねえ、つまんねー奴と飯くうために 着んなよ!! 怒り? 嫉妬? なにかわからねえ感覚が 胸を突き刺す。 理性が保てねえ。 美羽は俺んだ。 誰も触るな! 話すな! 真っ白な美羽に 誰も色を入れてくんな! 美羽の手を力いっぱい引っ張った。 前へ |次へ |
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