《MUMEI》 身体測定7だから、迂濶に手を出せないと、楓校長は続けた なるほど つーか、そのミツとも知り合いとか … 言える雰囲気じゃねーな まぁ、ミツもばらす気はねーみてーだし 訊かれたら、答えよう 「まさか白田とも知り合いだとか言わないよな?」 … 早速訊かれたよ 「その、まさか、デス」 「…」 「あの、その二人だけですから」 「その二人が一番厄介だけどな」 うっ! 「まぁ、…いい」 あれ? 意外とあっさり? 「どうせお前はこれから苦労するんだし」 「もうしてるけど」 「それでもまだ敵意は少ないだろ?」 「…まぁ」 敵意はあるけど、気になるレベルじゃない 精神的にはかなり疲れてるけどな! 「予想以上に早いペースで周りをおとしてはいるけどな」 「? 何だそれ」 おとす、ていうのが、恋愛感情で好かれるという意味なのはわかる けど 好きだって言われたのは、神澤だけだぞ? そんな俺に 「無自覚たらしか」 楓校長は、呆れながら言った 何で皆同じ事言うかなー もう、反論する気にもなれなかった 前へ |次へ |
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