《MUMEI》

いえ……私にとっては“アクシデント”ではなかったの。



何故なら――…



勉強机の上に、開かれたまま置かれた黒いノート――…



『田○総○郎 … 女子アナのスカートを捲った後に死亡。』



そのページには、そんな走書きが記されていたから――…。




――…パタン…


やがて私は、ニヤけた笑みと共に、そのページを閉じたの…。



リューク「クククク……。


…そのノートは、もうすっかりお前のオモチャだな?」



私の傍では、リュークが薄ら笑いを浮かべていた。

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