|
《MUMEI》 審判の笛と同時に中央ラインを跨ぐ市立攻撃陣。 ｢ポスト中入った!!｣ 声の出る赤高ディフェンス。 … (違ぇ〜だろバカ…) … キュｯ!! キュキュｯ!! (ダメだ抜けねぇっ…!!) 何とか攻撃のリズムを取り戻したい市立。 サイドがマンツーディフェンスを交わそうとするが、 関谷、 日高はこれを許さない。 (またか…めんどくせぇ…) センターからボールを貰う大下。 先のプレーから彼にサイドは見えていない。 状況を見てからの判断ではなく、 既に頭の中で考えていたのだろう。 キュｯ… (やっ…) 1対1を仕掛ける大下。 抜かれる椎名。 ポストの位置取りが良く、 カバーには行けない。 バスｯ… ｢ナイッシューｯ!!!!!｣ シュートが決まる。 21対8。 市立、 後半初の加点。 この時時間は3分半を過ぎたところ。 絶体絶命の状況でありながらも、 ギリギリの状態で持ちこたえる。 … ｢…ばーか。｣ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |