《MUMEI》 夢視『夢視様、白が非常 に危険な状態です』 『え?ユウリ先生… それは?』 『実は…白の身体が 花を咲かせる準備を 始めています、殿下 に媚薬を使われ、無 理矢理開かされたの が原因と思われます 。』 ユウリは、眉を潜め て、険しい表情をし ていた。 …白には、まだ早過 ぎると言うのに…身 体と心が塾して無い と言うのに…それに 、問題がもう一つ。 ユウリは、夢視を見 た。このヒトが、白 を抱けるのだろうか ?殿下との行為で傷 付いているであろう このヒトに…せめて もう少し時間があれ ば… いや、一刻の猶予も 無いはず…このまま では、白の体内で行 き場を無くした二次 成長の為のエネルギ ーが熱を持ち、内側 から白を溶かしてし まうだろう。 それは白にとって死 を意味する。 ユウリは、息を吐き 不安そうに自分を見 つめる夢視へと視線 を向けた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |