《MUMEI》

『え!ちょっ高柳君
止めて!』


…ちょっバカ!マズ
イって、止めれオレ
頭の中で、もう1人
の俺が止めようとす
るが…止まんない、
もう1人のオレ。


『んーっ!ふぁっ』

白馬の唇に触れる俺
の唇。

…や、柔らけぇ!マ
シュマロみたいだ。
そしてなんて甘いん
だよ!


白馬は、俺の下で目
に涙を浮かべている
頬は、仄かにピンク
色になってて…ヤベ
ェ、もっと泣かして
みたい。そんな思い
が暴走する。


何度も唇にキスをし
て…頬に流れる涙を
舐め、首筋に唇を這
わす。


…えーと、次はどう
するんだっけ?随分
前に見たうろ覚えの
AVを思い出そうと
したら…


ーバッチィィーン!ー

頬に衝撃!白馬の平
手が飛んで来た。


…あっ止めれた!


『馬鹿!』

白馬は、俺を置いて
走り去っていった。


後に残ったのは、自
分の行動が全く理解
出来なくて、茫然自
失な俺。

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