《MUMEI》

『なぁ、白馬呼んで
くれない?』

俺はBクラスの奴に
頼んだ。


『えーと、白馬はも
う帰ったよ。』


『マジ?早っ!』


『なんか引っ越しの
準備で忙しいみたい
だよ』


『え?アイツ、引っ
越すの?』

慌てて、ソイツに聞
いた。


『あ、うん!明日か
らの連休中に引っ越
すって!…あ、でも
ね、引っ越すと言っ
ても…』


バタバタバタ…
俺は、駆け出してい
た。ソイツの話の続
きも聞かずに…。


だってさ、その時の
俺は、アイツが俺の
前から居なくなるっ
て事で頭がいっぱい
だったんだ。


…マジ、ムカツク!
なんでアイツは俺を
イライラさせるんだ
よ!

訳解んない怒りと…
残りの半分は後悔…

俺、まだアイツに謝
ってねぇよ、俺を嫌
いになったままで、
転校とかするなよな
…白馬!

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