《MUMEI》

そんな事をぐだぐだ
考えてたら、玄関の
チャイムが鳴った。

母さんが忘れ物でも
して帰って来たのか
なぁ、なんてノロノ
ロと玄関へ向かって
たら…


ドンドンドン!
ガチャガチャ!
なんか激しくドアを
叩く音。

ビビリながら、そう
っと耳を澄まして外
の様子を伺う。

不信人物は、ブツブ
ツと呟いている。


『いね〜のか?もう
引っ越しちまったと
か?白馬ぁ…』

その聞き覚えのある
声に、僕は慌てて玄
関を開けた。


『たっ高柳くん?』


『おわっ!白馬っ?
おまっ、居たの?』


『なんで、高柳くん
が、家に?』


いきなり目の前に現
れた白馬に俺の脳は
パニックを起こした


『あーと、あれだ!
ほらっそう、散歩だ
散歩。』


『散歩で家のチャイ
ムを鳴らしたの?』


『あーそ、それはだ
な、ピンポンダッシ
ュしようかなって…
…』

ダメだ、白馬がジー
ッと俺のコト見てる


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