《MUMEI》

『…白馬…』

高柳くんが、僕の名
前を呼んだ後固まっ
た。

…何だろ?僕のコト
ジーっと見てる?


『あ、あの、さ…』

高柳くんが吃る。
なんか顔真っ赤だよ
高柳くん、何で?


『す、すすすす…キ
…ナンダケド…』


『す?後半聞こえな
かったんだけど?』

ホントに聞こえなか
った僕は、首を傾げ
た。


『あ〜もう!』

高柳くんがイライラ
してて、なんか怖い
んだけど?

『あ、の…高柳くん
?』


『はあ〜、白馬、俺
なんかオカシイんだ
よ、噂聞いて、冗談
じゃねーって思って
たのに、お前見たら
さ…変な気分になる
と言うか…』


『え、それって?』

…まさか、高柳くん
?いや、ただHがし
たいだけなのかも…
あ、自分の考えに傷
付いたりして…。


『だから、お前とさ
噂通りの関係になり
たいって言うか…な
って下さい!』


『えぇーー!?』

…ほら、やっぱりH
目当てだよ、がっく
し……。

泣きそうな僕。

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