《MUMEI》

私は眠りに就く前に、要らぬ苛立ちにさいなまれていると――…



リューク「ところで林檎はもう無いのか?」



リュークはまだ食い足りない様子で、お腹をさすっていたの。



しずか「馬みたいにバカ食いしないでよね。


ママに気付かれないよう補充するの大変なんだから。」



私は毛布に潜りこむと、死神に釘を刺した。



私のお小遣いも、だいぶリュークに食い潰されていたし…



このままじゃ、リュークの底無しの胃袋を満足させるだけの林檎を与えるのもままならない。

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