《MUMEI》

でも、そんな私の不安を他所に――…



リューク「でも一日中ドラミ達を監視して、たったこれだけの林檎じゃあ割に合わないぞ…。」



…リュークは不服そうな声でボヤいていた。



手抜きの仕事しかせずに、堂々と労働の対価を要求する態度は、私の苛立ちに拍車をかけるだけだった。



しずか「林檎なら後でお腹一杯食べさせてあげるから。


…今日はこれくらいで我慢しなさい。」



私はリュークに背を向けて毛布にくるまったのよ――…。



リューク「本当か?」

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