《MUMEI》
虎之介先輩VS変態3
俺の夕食は、トンカツ定食


量は、結構あるけど


この位ならいけるな、何とか


「う!」

「え゛!」


悲鳴に近い声が、両側から聞こえた


虎之介先輩の前にあるのは


和風きのこスパゲティー・きのこスープ・ほうれん草ときのこの和え物…


つまり、きのこ尽くし


「きのこ、…嫌いなのか?」

「う、あ…」

「タイガー、替わって!いますぐ替わって!

僕きのこは大好物だから!!」


固まる虎之介先輩に、必死に話しかける変態


その、変態のメニューは


「あれ? 普通」


それはよくある和定食


見た目からいって、かなりうまそう


「僕白いご飯ダメだし!生魚ダメだし!揚げ物ダメだし!おとーふ嫌いだし!野菜苦手だし!

おーねーがーいー!!」


好き嫌い、多すぎだろ


それできのこ好きって、おかしくねーか?


「ソーセージとバナナは大好きだよ!」


呆れる俺に


何故か、変態は嬉しそうに好物を伝えてきた


…意味わかんねー


「意味わかんない?

せー君見かけによらずじゅんじょー!

ハアハアハアハアギャップ萌え」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫