《MUMEI》 初・学食7聖が指差したところには 確かに、ロープがあった けど、さっきは無かったよな? 「普段はしまってあるけど、俺が移動する時だけ出てくるんだ」 つまり、聖専用ロープか!? 「誠も使っていいぜ!階段面倒だし!」 「ははは…」 まぁ、できない事は無いけど 極力、遠慮したい 「何の用だ? サル」 「あ、そうだ、晴香ちゃんから伝言!」 サルは否定しねーのか、聖 「何だ」 「そのケーキ、晴香ちゃんから。 保健室、運んでくれたお礼だって」 聖は会長ではなく 俺を見て、伝えた へー、律義だな 「ありがとうって伝えてくれ」 「了解!じゃーな。 とおっ! あーあぁ〜…」 行きと同じように、聖は帰っていった それを見送り ケーキを食べようとした 「…あれ!?」 ケーキが無い! ど、どこに… … … 「神澤」 「…」 ゴクン 「何」 いや、何じゃなくて 「クリーム、付いてるから」 「舐めて取って」 「違うだろ!」 何でケーキ全部食ってんだよ! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |