《MUMEI》 水樹綾乃「人の独り言にいちいちつっこむんじゃねーよ。」 気配に気づかなかった動揺を隠しつつやや威嚇気味に対応する。 「え?だってお気に入りの場所に来たら見知らぬ人が愚痴ってるんだもん。」 「……そりゃ、まぁ…悪かったな。」 「謝ってなんか欲しくないの、私は…あの夜の事が知りたいの♪」 「てめぇっ!!」 反射的に体を起こし、綾乃に対して身構える。 「やだ、怖い顔しないでよ〜。」 対して綾乃は悪意の感じない朗らかな笑みを向けた。 前へ |次へ |
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