《MUMEI》

『あわわっ、何でも
ないよ、私、向こう
に行ってるから、二
人っきりで話なよ』

…そう、邪魔はしな
いからねっ!(ムフッ)

〜萌子妄想モード〜
鬼畜眼鏡愛一郎視点

パタンと音がして、
萌子が出て行った。

この部屋には、俺と
隆仁くんの二人だけ

沈黙を破る様に、隆
仁くんが口を開いた

『あ、あの義兄さん
僕…僕…今日義兄さ
んに話たいコトがあ
って…』

大きな瞳を潤ませて
頬を紅葉させて、そ
んなバレバレな態度
見せたら駄目だろ?
虐めて下さいって言
ってる様なもんだ。

『あー進路相談ね』

わざと面倒くさげに
返事する。

『あっ、違っ…うん
です、それは、あの
口実で…その義兄さ
んに会う為の…嘘…
と言うか…』


『嘘?』

ちょっと大袈裟に驚
いて見せたら、隆仁
くんはビクリと怯えた
その仕草が堪らなく
良い。

『ご、ごめんなさい
義兄さん!』


ダン!!
隆仁くんを壁際に追
い詰めて顔の横に両
手をつく。

『で、嘘ついてまで
俺に会いたい理由っ
て、コレに関係ある
のかい?』

そう言って、俺の手
は隆仁くんの下半身
の自己主張し始めて
いる部分に触れた。

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