《MUMEI》

夢視は白の首筋から
鎖骨、胸へと唇を這
わせた。

夢視の唇が肌に触れ
る度に、白の身体が
ピクンと跳ね、口から
甘い吐息が漏れる。

胸にある二つの薄桃
色の小さな突起は、
触れるのを待つかの
様に、ツンと固く尖っ
ていた。

『クスッ、白のココ固
く尖ってますよ』

わざと言葉にしてか
ら、口に含み舌で舐
め転がす。

『やっ…ん、夢視様
のイジワル…』

白が羞恥に頬を染め
涙目で夢視を見る。
その仕草が、また夢
視の雄を煽り高ぶら
せる。

『あっ、はっん…っ
やっ…んっ』

執拗な胸への愛撫に
身を捩り逃れようと
するけど、優しく抱
き竦められていて…

『ダメですよ、白。
私から逃げないで下
さいね?』

優しく囁かれれば、
白の心は甘く蕩けて
しまう。

…逃げるなんて…
…その瞳に…出逢っ
たあの瞬間から、と
っくに僕はアナタに
捕われているのに…

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