《MUMEI》

『白、今から君に辛
い事をする私を許し
て下さい。』

夢視が苦しげに呟い
た。

白に小さなキスを落
としながら…願う。


…どうか、白…


『白…私の白。私だ
けの愛しいハナ!』


…君の全てで…


『白…私を受け入れ
て?』


…私の全てを愛して
下さい…


『…夢視様…』

震える夢視様の身体
をギュッと抱きしめ
て…


…この想いが伝わり
ます様に……


《僕はアナタを愛し
ています》


…僕だけのマスター
ただ一人の愛しい人


『アナタから与えら
れるモノに辛いコト
なんて何もありませ
ん』


『…僕はアナタの為
だけに存在するのだ
から…』


『ハ…ク?』


『僕の中に、アナタ
の全部を下さい。』


『夢視様、僕はアナ
タを愛しています』


…アナタを護る為…

…僕は大人になる…


そのために花を咲か
せるんだ、必ず…

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