《MUMEI》 腰を抜かしヘタリ込む中野くんを見もせず、 セイレーンはただガルーダを見つめていた。 『な、何故…オマエの様なモノが…人間ニナド…』 『俺が何を選び、何処にいようとも貴様には関係ない。』 素っ気ない返事を返し、目を瀧へ向ける。 『どうする?瀧』 「決まってんだろ?いつも通りだよ、SCを処断した後は坊っちゃんには忘れてもらう。」 『了解した。』 言葉が終わるやいなやガルーダはのけ反りその口からいくつもの焔の矢を発射した。 『ヒイィィ!!』 恐怖に顔をひきつらせ、必死に放つ水球たちもシャボン玉のように弾け、障害にはならない。 前へ |次へ |
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