《MUMEI》
クローゼット
「武とかなた。」ドイツ帰省。
http://mumei.org/public/w66629.htm
の続き。
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「えへへ…凄いご家族だね///」
「気にしないでくれ…」

はるか君は部屋のカーテンを開けると、付けていた色付きの明かりを消して、疲れたのかベッドに座り込んでいだ。

「あっ…あの荷物開けて整理しておくね」
「あぁ…出さなきゃな」

さっきお手伝いの人に運んでもらった旅行鞄を開けていると、はるか君も荷物を出すのを手伝ってくれた。

「服はココだからな」
「うん、あれ…中に誰かの洋服が入ってるよ」
「…まぁ…元々俺の部屋だからな、昔の俺のだ」

クローゼットの横の方に寄せてあった何着かの服を見ていると、はるか君はその中からワンピースのようなものを出して私にあてがってきた。

「なあに?」
「ん…寝間着だ」

見てみると昔の少女マンガでよく見るような、外国の子供が着るような柔らかい麻色のワンピースのネグリジェだった。

「はるか君、こんなの着てたんだね♪」
「小さい頃だけな、もう着れない」

よく見てみるとはるか君の言っていた通り、小さな子供用ではるかくんには短くてもう着れそうにないサイズだった。

「はるか君可愛いかったろうな///…ねぇ、私が着てみよっか?」

身長が小さな子供サイズだけど、小さくても幅は十分にあるタイプだったので太っちょな私にも着れそうなカンジだった。

「…でも丈がミニになるぞ、いいのか?」
「うん///」


はるか君は私のこの足が好きだって言ってくれた。

昔から太くて短いこの足が大嫌いだったのに、初めての時…いっぱい触って…キスしてくれて///

柔らかくて白くてマシュマロみたいで…大好きだって言ってくれた。


「はるか君が私のこの太もも好きだって言ってくれたから…///」
「うん///」

広くて薄暗いクローゼットの中ではるか君は私を抱きしめてくれると、キスをしようと顔を近づけてきた。

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