《MUMEI》

  
「ぁ///」

暗い中でも分かるくらい、はるか君はすごく綺麗で…どうしよ…ホントに?

「ん…」

はるか君の顔が、こんなに近くにある…。

顔だけじゃない。

私、はるか君のご実家に来てるんだ…。


そう思うと恥ずかしくなって、てちらっと反対側の明かりの方に目を向けてみると、そこにはさっきまで誰もいない筈だったのにこっちを覗いている人影があった。


「きゃ…は…はるか君のお母さん///」
「さくらッ!何で居るんだよ!」
「梅ちゃんにドレスとか色々持ってきたんだよォ〜ジュニアサイズで可愛いのをさァ…」

私たちがクローゼットの中で色々と話してる間、はるか君のお母さんのさくらさんが色々なドレスを持ってきてベッドの上に広げてくれていたみたいだった。

「でもそのミニミニネグリジェがあるからいいかな♪」
「えっ///」

そう言うとさくらさんは、私の持っていた子供用ネグリジェを指さしていた。

「あっ、コレは…///」
「私も梅ちゃんの白い太もも大好きよ〜♪」

えっ、そこまで聞いてたの///!?

「出てけ///!!」
「ダメよ、私たちは梅ちゃんとドレスとか決めるんだから〜それとも梅ちゃんの着替えとか見てく?」
「うるさいッ///…じゃ、俺が出てくよ…梅子何かあったら携帯に連絡入れろ」
「う…うん///」

はるか君は怒りながら、入ってきた女性のメイドさんと入れ違いに出ていってしまった。



「これで邪魔者はいなくなったな…」
「え…何ですかι」

さくらさんはそう言うと私の方にズンズンと威圧的な雰囲気で歩み寄ってきた。

「え…あの…きゃーっ///」

するといきなりさくらさんは私の着ていたワンピースをまくり上げ、その服を全部脱がそうとしてきた。

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