《MUMEI》
朱里と白
その頃、別室で落ち
着かないショウにユ
ウリがにこりと笑い
告げる。

『ショウ様、白が、
新しいヒューマノイドフラワー
が誕生した様ですよ
。』

『えっ?』

ユウリは頷いて、立
ち上がる。

『さあ、行きましょ
うか?二人の元へ』

『えっ、あっ、はい
ユウリ先生。』

…私が思うより、二
人の心の結び付きは
強かった様ですね。

…私と博士の様に…

白が無事に進化出来
た事を嬉しく思うユ
ウリだった。


『入りますよ。』

ユウリが声をかけな
がら中へ入ると、二
人はまだキスの最中
だった。

『あっ、失礼…』

ユウリはノックする
べきだったと反省し
朱里と白は恥ずかし
さに固まった。

そして、ショウは…
白の進化に驚いて固
まっていた。

『白、無事に大人に
なれましたね。』

ユウリが白に話しか
ける。

『はい、ユウリ先生
ありがとうございま
す。』

二人の会話にショウ
は信じられないと言
う様に呟いた。

『やっぱり…白なの
か…』

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