《MUMEI》
仕事再開
「仕事しなくていいんですか?」


遠くにいる成瀬先輩を見ながら、質問してみた


…て、今気付いたけど


成瀬先輩の隣にいる


長身の榊原先輩の後ろに


皐月がいた


そーいえば、先に生徒会室に来てたんだよな


そのわりに


さっき会長が説明した時、名前出て無かったけど


まさか


存在、忘れられてた、とか?


いつの間にか、俺の視線は皐月に釘付けだった


「言っとくけど、バ会長以外は平凡の存在気付いてたからね」


そんな俺に、一ノ宮先輩が説明してくれた


「だったら、会長に教えたら…」


俺の言葉に


皐月は勢いよく、首を横に振った


そんなに、会長に気付かれたくねーのか、皐月


「仕事は終わったか」

「会長」


復活早かったな


そして、皐月


隠れるの、超早かったな


「おい、成瀬」

「は、ははい!皆一応手は動いておりましたから、後少しで終了致します!」


成瀬先輩が、会長に敬礼しながら報告した


「そうか」


会長は、深く頷き、席に向かった


それに、相楽も続き


他のメンバーも、それぞれ、自分の席に着いた

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