《MUMEI》
思い通りにならない4
「会長?」


違う、それは単なる役職だ


「どうしたんだ?」

「黙れ」


今考えてんだよ


会長でもなく


キングでもなく


椿でもない


かっこいい俺にふさわしい、呼び名を





珍しく、考えて込む俺に、周りが注目しているのがわかった


わかったが、どうでもいい


ナルシーは、じろうじゃなくて、ろうだから


俺は、…ばき?


…違う!何だそのどっかの呪文みたいな名前は!


何か他にあるだろ、他に





バターン!


「おーじゃま、しまーす!!。ナルナルにもらった仕事終わったから、追加もらいに来ちゃった

僕って、えらい?えらいよね!?

…て、あれ

何、皆で

つーくんに、注目、してんの?」

「その名を呼ぶんじゃねー、変態野郎!」


つーくんだけは認めねーぞ、俺は


「つーくん…」


…ドキ


ハッ!


ドキッて何だ、俺


誠が呼ぶと、何か可愛いとか思うな、俺!


つーくんだけは却下だぞ、俺!

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