《MUMEI》 決意「これでいいの?」 「あぁ、多少SCと会ってからの記憶は曖昧になるかも知れねーが生活には問題ねーさ。」 「ふぅん、あ、ヤンキー先輩は?」 「あれくらいの接触なら俺の補佐のヤツが似たようなことかわりにしてるからそれで十分だよ。」 「そっかぁ、……あたしは?」 「お前…は……」 瀧が返答に戸惑っていると、 「ここは、あたしも秘密結社に入るとこ!? 」 相も変わらず笑顔で綾乃は言い放つ。 「…間違えちゃねーけどよ…もっと深刻なんだぜ!?」 「例えば?」 「親兄弟にゃ会えなくなるし、もちろんダチもアウトだ!……場合によっちゃ仕事だって命がけなんだ…」 そこまで言うと瀧は口をつぐみ、綾乃を見た。 どこまでも朗らかに笑い、彼女は言った― 「ドンと来いよ!」 前へ |次へ |
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