《MUMEI》

「タマ、それを寄越せ。」

拾った鍵を千秋様に言われるがまま渡す。
千秋様はトランシーバーで連絡を取っている。

天井をヘリコプターが通過した、いや……どうやら停まったようだ。


窓から新井田さんが現れて、千秋様の掌に乗っている三本の鍵を確かめた。



「では、この勝負、千秋さんの勝ちですね。」

新井田さんは朗らかな表情で鍵を受け取った。


千秋様がこの勝負に勝ったということは、ぼくはまた、千秋様の傍にまた置いてもらえるのだ。
そう思うとまた、睫毛が伸びた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫