《MUMEI》 そして、土曜日2修治はグレーのワイシャツに黒のネクタイとベスト それに、細身の黒いパンツと黒い革靴を履いていた 「黒、好きなのか?」 ちなみに持っているバックも黒だ 「そういうわけじゃないが、普段が白だからな」 「なるほど」 「でも、柄ものは苦手だけどな」 「あ、俺も」 俺はTシャツにパーカー、ジーパンにスニーカーという至って普通な服装で 唯一、Tシャツに、英語のロゴが入っている以外は、無地だった 「たまには着てみればいいのに。意外と似合うかもよ」 「「…」」 それは、ねーよなー 少なくとも、相楽みてーな服装は、俺の中では論外だった 「女装する趣味は無い」 「やだなー修治。確かに僕が着てるのは、レディースだけど、今はメンズも柄ものあるよ」 クスクス笑う相楽は、今日も可愛かった 何だかフワフワな上着はピンクの花柄で、下はショートパンツに黒タイツ、それに、ピンクのパンプスを履いていた 化粧もナチュラルメイクだけど、してるし 本当に、女の子みてーだった 前へ |次へ |
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