《MUMEI》 女王様と変態「だあれー?」 「あなたの主よ」 「えー、僕の主は…」 そこで俺を見るな、変態 そして、誤解しないで下さい、竜野先輩 本気で、お願いします ピシィ! 「こっちを向きなさい!」 「はいはい」 意外だ 変態は、ムチの音にびびりも興奮もしていなかった つーか びびりすぎ、虎之介先輩 まー、確かに、ピッタリな黒革のドレスに真っ赤なピンヒール それに、黒いムチを持った女王様はインパクト強いけどさ 俺としては、ここで女王様に頑張ってもらって 変態、連れてってほしい その後は、虎之介先輩に簡単に説明してもらって 単独行動すればいいし 何て、考えてたら 虎之介先輩に、袖を引っ張られた 「誠、今のうちに、逃げ… 街に、向かおう」 「「え?」」 けど、俺、邪魔じゃねーか? 俺とハモッた竜野先輩 ちょっと、嫌そうな顔してるし 「いいから。竜野さんも、走りますよ」 「で、でも」 「…ほら」 虎之介先輩は、俺から手を離し、竜野先輩に手を差しのべた 前へ |次へ |
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