《MUMEI》
ショッピングモールにて3
松嶋 晃司(変態)視点


あー、せーくん見失っちゃったー


「…で、ここどこ?」


ガッカリしてたら拉致られたんだよねー


「ショッピングモールの特別室よ」

「ふーん」


鏡張り…


今度せー君連れてきて、ピ―、したいな!


ピシィ!


「私以外の事を考えてるんじゃない」


わーよくわかったねー


「エスパー?」

「口に出してたのよ、『せー君とピーしたい』って」


わ、僕、うっかり


「テヘッ」

「いいから!早く起きなさい!体のしびれはもう無いはずよ」

「はいはーい」


とりあえず、座ろ、と


僕がソファーに座ると、じょーおー様が指を鳴らした


いいなー


僕、鳴らないんだよ


それから、店員ぽい人が奥から出てきて


商品を並べた


「さぁ、好きなの選びなさい。使ってあげるから」

「うーん…」


そう言われてもなー


「よろしければ、御説明しましょうか?」

「必要無いよー」


だって、これ全部、パパの会社で制作してるのだし


マツシマは、有名玩具メーカーだからね


まぁ、これは大人のオモチャだけどさ

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