《MUMEI》
セツと行動2
セツが安全運転だったのは


鳳凰学園の校舎が見えなくなる頃までだった


「こっからが本番だぜえぇ!」


そう、気合いを入れたように


その後は、Fのエース


暴走大好きな、セツの運転だった


暴走大好きとはいっても、セツのテクニックはピカイチで


気っ持ちいー!


久しぶりだから、俺のテンションも上がった


唯一、最初びびったのは


セツの、腰の細さだった


それは、前掴んだ男にしては細い腰


を遥かに超えた細さだった


それに、何か、カテーし


その、セツの腰の秘密?と


完璧な女装の正体は


ある一軒の美容院で、明かされた


丁度、地元の一駅前


割と小さな駅の近くにあるその美容院は


初代、ハートのキングが経営している店だった


彼女は、桔梗さん並に、お袋を崇拝してて


俺を、溺愛している


「で、セツの用事って、ここなわけ?」

「あぁ」


そう言うセツの顔は赤かった


ものすごくわかりやすいセツは


初代ハートのキングに、絶賛片想い中だった

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