《MUMEI》
セツと行動3
カランッ


「よ、よよよよう」

「いらっしゃーい!まこちゃん!

…と、セツ」

「…こんばんは、ヨーコさん」


苦しいッス


ついでにセツが哀れデス


毎回、ヨーコさんこと


夏野 陽子(なつの ようこ)さんは、俺に全力で抱きついてくる


そんな陽子さんは、セツと同い年で、三十三…だと、思うが


「ん? どうしたの?」


どう見ても、大学生か、下手したら、高校生だ


その証拠に、昔のアルバムを見たが


ヨーコさんは、どれも同じ顔に見える


他のメンバーは


そりゃ、見た目若い人いるけど


確実に年をとってるのに


ヨーコさんは、時が止まってる感じがする


「まこちゃん?」

「いやー、相変わらず、若いなと」

「んーもー、上手なんだからあ!」


肩をバシバシ叩かれた


…言動は、年相応だよな


とは、言わない事にしていた


「ミツさんに頼まれてるし、ずっとまこちゃんいじりたかったし

今日は、楽しみにしててね」

「はい?」


何ですか?それは

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