《MUMEI》

朱里の喘ぎ声と白の
腰を打ち付ける音が
音楽の様に部屋中に
響く。

『ふっ、あ、ん…ん
も、白…いっ、ぁ…
んっく…』

『はっ、ん…朱里…
僕もーーくっ…』


朱里の背中が跳ねる
様に反り返り絶頂を
迎え快感に震える。

白も、絶頂を迎え締
め付けの強くなった
朱里の蕾の中で、熱
を放出させた。


息を整える朱里に抱
き着き、あちこちに
キスを落とす白。

『は、はぁっ…白。
ちょっ、擽ったいっ
て…もーーっ』

ーチュッ、チュッ、チュッ…
朱里の言葉に構わず
キスの雨を降らせる

『朱里、僕の朱里、
大好き…』

ーー足りない。

『もーー、白ったら
……馬鹿っ』

ーー全然足りない。

『ね、朱里、朱里が
足りない…』

『え』

朱里の笑顔が引き攣
る。

『にこり』

白が優雅な笑顔を浮
かべる。

『え、え?』

触手が朱里を優しく
包み込んで……

この日、朱里は、何
度もイかされ意識を
飛ばすまで白と触手
に愛された。

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