《MUMEI》
扱い
結局今日は出て行けなかった…
お兄ちゃんの顔見たくなっちゃって………

なんて馬鹿なあたし……

はぁ………


結局は叶わないんだから
諦めるのよ!!雨!!

自分にいい聞かせる








ガチャ


「ただいまー」


ドキッ…


あっ…お兄ちゃん…



「お…お帰り……」


「おう」

ネクタイを解くお兄ちゃんの仕草に見とれる

ワックスの付いた黒髪をさわる仕草

朝とは違う……雰囲気



「あっ!そーいえばさ…」

ふっとこちらを見たお兄ちゃんに思わず視線をそらす


「う…な…なに??」

「雨が7歳の時の事思い出してさ!」


「えっ!!」


もしかして…あのはなし…

「雨と添い寝してたら、俺のシャツに、スゲーヨダレ垂らしたこと!!」


大笑いのお兄ちゃん……

そっちか…


「昔の事でしょ!今は大人です〜〜〜ーーーヨダレ垂らしません!!」



「同じおなじ!俺にしちゃ子供!!」
まだ笑ってる…


むー………

なんか…くやしー…






とっさに出た嘘……

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