《MUMEI》

「じゃあ改めて学園の方にでも連絡するかな…」
「今から?」

 そう言われて壁の時計を確認すると、思っていたより意外と遅い時間だった。

「うわっ、もうこんな時間?」

 今から風呂に入って食事となると、いつもより遅くなってしまうような時間だったので、すぐにバッグを片付けると干しておいたバスタオルを引っ張って来て、お風呂のスイッチを入れた。

「あぁ、じゃあ僕は先にお風呂入ってくるから」
「うん…」

 克哉くんにそう言うと、風呂場に行って服を脱いでいったが、シャツの袖が付けたばかりの手首のギプスに引っかかって、なかなか服が脱ぎにくかった。

 今まで実習でギプスに触れた事はあっても自分に付けたのは初めてで、しかも薬が切れてきたのかジワジワとした痛みで身体が緊張してきてしまい、身体の自由が利かなくなってきていた。

「…手伝おうか?」
「わっ!ちょ…ちょっと///」

 突然、背後から声がしたかと思ったら結構強引に腕を掴まれて、乱暴ではあるが何故か慣れた手つきでそのまま着ていた上着を抵抗する間もなくさっさと脱がされてしまった。

「だ、台所は///」
「風呂から出たら食べられるようにしてあるから…俺も入る」

 そう言うと、克哉くんも一緒に着ていた制服を脱ぎ始めた。

「先生、洗濯物はどこに置いたらいい?」
「…あっ///」

 つい…その白い肌と、しっかりしているようでどことなく可愛いらしい顔とは対照的に、逞しい身体つきについつい見とれてしまっていた。

「あぁ、その中に入れておいて…」

 洗濯機を指さしながらこっそり視線を下に落とすと、克哉君の立派なモノが目に入った。

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