《MUMEI》

(さすが外人は…と言うか通常でこんな状態なんだろうか?)

 自分のとは明らかにサイズが結構違う彼のモノをじっと見ていた事に気づいてハッとすると、それから視線を反らして自分のズボンのベルトに手をかけた。

「ぅ〜…」
「先生…」
「ぇ…あっ///」

 またさっきのように腕のギプスが邪魔になって服を脱げなくてモタモタしていると、克哉君が手を伸ばして僕のズボンにも手をかけてきた。

「こ、こっちはいいから///」
「でも、出来ないだろ」
「…ぅ」

 確かに、ベルトなんか細かい作業はなかなか固定されたこの手では出来なかったので、恥を忍んでそこだけは手伝ってもらってしまった。

「そ、そこまででいい///」

 克哉くんはさっさと手際よく僕のズボンを下ろし、そのまま下着にまで手をかけようとしていた手をあわてて止めさせた。

「そこまでしなくていい、自分でも脱げるぞ///」
「…うん分かった」

 と、思いながらも…やっぱり克哉君の立派な”アレ”と見比べられるのが男として恥ずかしい、という事もあった。


 ギプスで固定されている片手を濡れないように上にあげて、克哉君にタオルで身体を洗ってもらう。

「こんな事までしてもらって悪いね」
「いいえ、元々こうなったのは僕のせいですし」

 でもやっぱりこんな事まで世話になるのも何だから、これからは右腕はビニールか何かで防水でもして残った自分の片手に頑張ってもらうしかないのかもな。

 …と、思っていると克哉くんの手がスルスルと下に伸びてきた。

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